2018年1月18日木曜日

卒業制作のこと

卒業制作が終わった。

やりたくないやりたくない、と言ってたわりには、終わってみるとなんとなく暇な日々が続いて、キーボードに向かってない時間が本当に暇で仕方なくて、タッチタイピングの練習なんてしてみる日々です。

文章はもうしばらく書かなくていいや、と思ったんだけど、気付いたらこうやってブログを書き始めたってわけだ。
本当はもっとたくさんブログを書きたいんだけど、どうも面倒で、「書こう」と思って何個か下書きには入れてるけど、そのほとんどが5行くらい書いてやめてるんだよね。きっと書いてる途中で眠くなったんだろう。

やってるとやってるで面倒だと思うけど、やめたらやめたで暇で結局向き合っちゃうって、なんだか恋愛に似ている気がするね。俺、文章書くことに恋してるのかな、なんて思っちゃうね。思わないけど。

別にこの文章だって何かを伝えるために書いてるわけじゃない。ただ暇だから、気の向くままにiPhoneのフリック入力をしてるだけだ。
でも、卒業制作みたいに「何万字書くぞっ!」て言って目標を決めてやってるわけではないから、気持ちはとても楽だね。
書きたいところまで書けばいい。書きたくなくなったらやめればいいし、みんなも読みたくなくなったら読むのをやめればいいよ。伝えたいことも何もない。タメになる文章を読みたいんだったら、知らない街のビジネスホテルにでも泊まって、朝まで引き出しの中の聖書を読んでたほうがよっぽどいい。

しかし、卒業制作が終わった今、僕は本当に気分がいい。こんな朝っぱらから僕のブログを読んでる人がいるなら、それはきっと僕のことが好きなんだろうから、ぜひ騙されたと思って読んでほしい。僕の文章を好きと言ってくれる人や、僕のことが好きな人は、絶対に好きだと思う。そうなるように書いた。四年間の集大成だ。醜態、の間違いかもしれないけれど、少なくとも僕は好きだ。今日本大学に存在する書籍の中で、僕にとって「エモい」冊子だと言っても過言ではないかもしれない。

タイトルは、「オブラディ・オブラダ」。ビートルズの有名な曲のタイトルだ。オブラディオブラダ、という言葉の意味は誰も知らないらしいけど、「人生は流れる」って歌だ。人生は流れる、過去は等しく美しいんだ。
卒業制作の中に入れたかったけど、入れられなかった言葉をここで紹介したい。

「過去を懐かしむのは、そこに失われた情熱があるから。愛した記憶と、愛された記憶」

僕が昔の恋人と別れた時に、Twitterの鍵垢にメモした言葉だ。多分なんかの偉人か漫画のセリフかなんかだと思う。

今、大宮のおふろカフェのロフトの仮眠室みたいな場所にいる。下ではスタッフの方が朝ごはんの支度をしてるし、仮眠室の横のマットの上では、まどろんでいるカップルが半分寝たままいちゃいちゃして、少しエッチな声を上げている。

かたや僕は、こうしてクソの役にも立たないブログを書いている。

でも、いつかは全部過去になる。何百年か経ったら、このブログはおろか、僕のことを覚えている人すら世界に一人もいなくなるだろう。

だから、僕は大概のことは許せる気がする。寒い夜も暗い日々も、明日になったら全部過去だ。だったら、全部忘れて元気に生きていこうや。
これからお出かけの方も、これからお休みの方も、これから過去になる、全てのものに乾杯!

最後になるけれど、卒業制作にあたってのアンケートに回答してくれたみなさん、本当にありがとうございました。